情報系システム更改に伴う 製品(Datastage)依存の開発手法からの脱却、OSポーティング、統合基盤導入

ちば興銀コンピュータソフト株式会社(以下、CKCS)は、千葉興業銀行が利用している情報系システムの更改*1を実施し、以下3つの施策を達成しましたので、お知らせ致します。

  1. 製品依存の開発手法からの脱却
    本更改において、Datastage*2のジョブ212本(プログラム数約1,700)を全て汎用的な言語へポーティングしました。CKCSは現行の個別サーバ構築時、開発効率を重視し、DataStageを用いた開発手法を選択されましたが、製品の保守切れによる保守性の低下、DWHを活用したデータ解析処理の増加に伴う性能の低下に課題を持ち、製品依存による開発手法からの脱却を実現しました。これにより保守性向上、性能向上を実現しました。
  2. AIXからLinuxへのポーティング
    本更改ではAIXからLinuxへOSのポーティングも併せて実施しました。
    CKCSは、2013年に日立にて導入した自行バッチシステムにおいてもAIXからLinuxへのポーティングを既に実施しており、OSの統一により、システム横断的に要員を活用することで、開発、保守効率の向上を実現致しました。
  3. 統合基盤の導入
    本更改においては、CKCSが仮想化統合基盤を導入*3し、千葉興業銀行に対してプライベートクラウドサービスとして提供しております。今後、千葉興業銀行の自行バッチシステムやDWH、その他システムの集約を実現すると共に、統合監視も目指しております。

CKCSでは、今後も銀行に対して品質の高いサービスを実現し、銀行が掲げる経営課題の解決に寄与して参ります。

*1 情報系システム更改:株式会社日立製作所(以下、日立)の、金融機関システム向けパッケージ(BS_info,SKATS,NETALM)を利用。2017年5月本番稼動。
*2 DataStage:IBM社が提供する高機能ETLツール。データ統合のための処理などをGUIで作成することが可能。
*3 仮想化統合基盤導入:日立製を導入し、サーバはBS500、ストレージはVSPG200を採用。